公務員
一口に公務員といってもその職業は様々です。安定した職業として人気の高いだけに、公務員試験は年々難しくなってきています。こうした現状に対応できるよう、公務員系の3コースは、実務教育出版との提携による本格的な模擬試験で、傾向と対策を分析しながら公務員合格をめざします。
公共の仕事に携わるのが公務員
公務員と一口にいってもその職種は様々です。身近なところでは市役所や町村役場の職員、税務署員、学校事務員、警察官、消防士、図書館職員など。
それらすべての公務員に共通しているのは、全体の奉仕者として公共の利益のために働くということです。これに対して、組織の利潤の追求を主な目的としているのが民間の会社です。公務員は全体の奉仕者であり、一部の奉仕者ではないことが明確な違いです。
たとえば、橋や道路ができる、福祉施設が充実するなど、人々の暮らしがより安心と快適さをもたらす仕事です。営利を目的としない公務員の仕事は人々に喜ばれ、人々の役に立つ責任感とやりがいに満ちたものです。
いつの時代も根強い人気の公務員
「景気に左右されない安定した仕事」「どうせ働くなら人の役に立ちたい」「勤務時間が大体一定していて自分の時間が取りやすい」など、さまざまな理由から根強い人気の公務員。その傾向は今後ますます高まるでしょう。
何より安定した職業であり、倒産はない。
公共の職務に携わる職業の性格上、身分が保障されており、好況・不況にあまり左右される心配がなく、安心して仕事にまい進できます。一定年限勤務すると、勤続年数と平均給与に応じて退職年金が支給され、入庁してから退庁までの生涯賃金は一般企業のそれと比べて平均以上となります。
一生仕事を続けたい女性に最適な公務員。
結婚後、あるいは子供を育てながら仕事を続けていきたい。そんなキャリア志向の女性にとっても、公務員は有利な職場です。
専門学校の学歴はちゃんと認めてもらえます。
本校は広島県認可の専門学校であり、1年課程以上の学生たちはほとんどの職種で、公務員採用後に給与面で優遇されます。2年課程のコースは「専門士」の資格が卒業と同時に授与されます。
公務員には、さまざまな種類があります。
国家公務員
国家公務員は各府省庁(その地方機関、付属機関)や国会、裁判所、内閣等に勤務する職員です。国の公務を担当し、国の各機関の長によって選任され、国から給与を支給されます。
国家公務員は「一般職」と「特別職」とに分けられます。人事院が行っている公務員採用試験によって採用される国家公務員は「一般職」であり、行政事務や刑務官、入国警備官などの試験を実施しています。「特別職」には、防衛庁職員、裁判所職員、国会職員などがあり、任用、給与、服務等の制度も各省庁別に定められています。
- 一般職
- 国家(事務、技術系職種)
- 専門職
- 税務職員、皇宮護衛官、入国警備官、刑務官A・B、航空保安大学校学生、気象大学校学生、海上保安大学校学生、海上保安学校学生
- 特別職
- 裁判所事務官、国立国会図書館職員、防衛庁職員、衆・参議院事務局職員、衛視
地方公務員
都道府県や市町村の役所に勤務し、都道府県、市町村から給与を支給される職員です。ただし、警察官や交通巡視員などは、基本的に都道府県の公務員です。消防士は、市町村(東京都は都全体で1単位)または広域組合等の職員となります。
- 都道府県職員
- 事務職(行政事務、学校事務、警察事務など)
- 警察官
- 市町村職員
- 行政事務、消防士
準公務員
各種の公団、また公庫等の職員をいいます。待遇などの面で国家公務員に準じているものの、国家公務員法上の公務員ではありません。
- 特殊法人(公団等)など