11月11日火曜日、姉妹校の広島製菓専門学校で介護福祉士科の2年生全員が製菓実習に参加しました。
”高齢者・障がい者の方が楽しい時間を過ごせるスウィーツ”をテーマに、ジュレ(お茶ゼリー)、ブラマンジェ(バニラムース)、クレームカラメル(プリン)を5グループに分かれて作りました。介護福祉士をめざす学生なので、嚥下がしにくい方でも、嚥下がしやすいスウィーツ、ということも意識しています。
パティシエを育成する指導方法で厳しく講師より指導を受けました。計量、時間、温度調節、タイミングなど微妙なさじ加減で、仕上がり・味が全く変わってくること。それに加えて、盛り付けも重要な要素となります。今回の実習では、メモをとることと見て学ぶことの大切さを教わりました。
出来上がったスウィーツを各グループで試食しました。少し焦げたグループや硬くなったグループなど様々でしたが、みんなで調理したスウィーツは最高でした。
一見、介護の仕事とは無関係のようですが、人相手の仕事であるということは同じです。美味しくないとお客様からクレームが来る。また、それが口コミで広がるなど厳しい仕事だと教わりました。
今回の製菓実習を通じて、改めてプロの介護福祉士とはどうあるべきか? 考えてみたいですね。
学生の感想の一部を紹介します!
★ 福祉以外の職種について体験ができてよかったと同時に、製菓の仕事への厳しさを知った。
★ 製菓実習では、一度説明を聞いたら繰り返し教えてはもらうことが出来ず、現場での厳しさを知った気がする。
★ 介護職との大きな違いは、介護は人と接すること。製菓はお菓子を作ることだと思っていた。でも、先生が最後に言っておられたように、作ったものを消費するのは人であること。結果、人から人への仕事であり、介護の仕事と同じだと思った。
※ 嚥下(えんげ) : 食物を飲み下すこと