リハビリ資格の理学療法士を広島医療保健専門学校で目指す
お知らせ

【特別授業をおこないました】

11/25(月)に全校生徒が会して特別授業を行いました。
今回は筋ジストロフィーという病気をお持ちの「ゆうさん」とオンラインで当校と通所施設をつないで行いました。
事前にゆうさんに送っていた学生からの質問にゆうさんが視線入力装置というコミュニケーションツールを用いて答えていただきました。
視線入力装置とは視線によってパソコンの入力を行い操作できるシステムです。入力した文字を音声に変換することで会話をすることも可能となります。
ゆうさんは進行性の難病を抱えながらも学生の頃は車いすサッカーや旅行などもされ、病気の進行とともに人工呼吸器を装着された現在では視線入力装置を利用して施設のおたよりを作られたり、eBOCCIA(イーボッチャ)というスポーツを楽しまれています。
授業では「車いす生活で困ったこと」や「理学療法士がかかわることでうれしいこと」など学生から率直な質問が行われ、ゆうさんからも率直な回答が返ってきました。
「車いす生活になった時の悩み」に対してゆうさんが「車いすになる直前では歩いていましたがいつも転ばないよう気を付けながら移動していたので、車いす生活になって実はほっとした面もあります。」との回答。長年理学療法士をやっている私もこの回答には深く考えさせられました。


理学療法士としては「座るよりは立つ」・「立つよりは歩く」と「歩く」という行為を移動手段として最上位に置く傾向があります。しかし、「自分の行きたいところに安全に効率よく向かう」という目的の達成には無理に歩くことはないし、歩くことが危なかったり難しかったりする人にとっては車いすが移動の自由を保障するもっとも安全な手段であることをこの歳になって再認識することができました。
授業の後半では、学生とゆうさんとでeBOCCIAの対戦を行いました、施設側も学校側も応援で大変盛り上がり楽しい時間を過ごしました。


ゆうさんは講義の端々に「多くの人々と出会い、支えられて今がある」と言われていました。ゆうさんに限らず私たちも実はこれまでの人生で多くの人々に支えられて生きてきていることに気づかされました。
最後にゆうさんのお母様から「理学療法士は病気になった人たちを勇気づけてくれる頼れる職種なので、ぜひみなさんもそういう理学療法士になってください。」という学生へのエールもいただきました。
学校生活で実習を除けばなかなか病気の当事者のかたのお話を聞ける機会はありません。
病気を持ちながらも今ある身体と環境の中でやりたいことをやっていくゆうさんの姿勢に接したことは学生にとって大変貴重な経験になったと思います。
今回の授業を行うにあたっては、生活介護事業所 和音の皆様、株式会社ユニコーンの皆様にたくさんのご協力をいただきました。本当にありがとうございました





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