合成樹脂管工事や金属管工事における配管の曲げ作業は経験の中からつかむ 『ノウハウやコツ』 がありますが、これらを中心に株式会社中電工の吉田課長様に派遣授業を実施していただきました。
駅の構内や公共の施設で目にする電気配線工事の中に金属管工事や合成樹脂管工事があります。最近は電気工事の省力化などから目にする機会も少し減りましたが、やはり経験や勘を積んだ電気工事士の腕の見せ処ではないでしょうか。
本校では電気実習の授業の中ですでに作業経験もありましたが、実際に電気工事会社に勤務されている講師の先生からの指導は、限られた経験しかない本校の学生にとって貴重なノウハウを得る機会になりました。
今回は決められた寸法の位置で決められた半径で曲げるにはどうしたらよいか。曲げ戻しの方法は。金属管を曲げる時の体の使い方やリズム。合成樹脂管曲げ作業のトーチランプの使い方。配管の過熱方法。など、急所を含めて実技指導をしていただき、新たな知識を得ることができました。
学生たちは限られた時間ではありましたが、実演と実習を通して、これまでの作業体験に新たな貴重な“ノウハウやコツ”をプラスすることができたのではないかと思います。
将来、電気工事現場でこのような作業に直面した時は、これらの技術を生かし品質の高い工事作業をしてもらいたいと思います。
通常業務の忙しい中、派遣をいただいた株式会社中電工様並びに 講師の吉田課長様 ありがとうございました。