11月30日広島市環境事業局 中工場 (ごみ処理焼却プラント) を見学しました。この工場は家庭などから排出される可燃ごみを焼却により処理する設備で、ごみの焼却による熱を発電に利用すると共に、その余熱を近くのプールなどに供給し、また、焼却による灰をスラグ(ガラス状に固化したもの)変化させ、砂などの代替品として土木・建築資材等に再利用されている最新技術を導入したごみ焼却プラントでした。
電気・デジタル通信学科の学生は、特に工場内の配線や発電設備(200t/日×3炉のごみ焼却炉、15,200kW×1基の発電設備)周辺の設備に興味があったようです。復水器、排煙脱硫装置、排煙脱硝装置など授業で学んだ火力発電所の設備と対比しながら、復水器は空冷ですとの説明に驚いていました。
この工場を見学し、たとえ“ごみ”であっても資源を有効利用し、ダイオキシンなどを排出しないための環境への配慮がわかりました。また、われわれもごみを出さない努力を忘れないことを再認識した1日でした。広島市環境事業局中工場の皆様ありがとうございました。
