4月13日から15日の3日間、国立江田島青少年交流の家にて合宿研修を行いました。
豊かな人生設計のために自分たちは何をすべきか、集団生活に適応した幅広い人間関係作りを目的とした研修です。

研修は校長先生の訓話から始まりました。
「誰からも愛されず　誰からも必要とされない心の痛み　これが本当の飢えである」(マザーテレサ)
目立たない人にも温かい気配りをする集団になること、仲間のことを気にかける集団になることを強く説かれました。
さらに「刃物は肉を切り 言葉は心を切る」ということわざを例に言葉がどれほど人を傷つけるかということを話されました。
"思いやり"をもった集団になること!!

校長先生の訓話後は、発声・行動訓練。
「おはようございます」「おねがいします」「ありがとうございました」
外でお腹から声を出す!
普段から大きな声で挨拶ができるように、そして整列がすばやくできるように!!
いよいよ本格的な研修がスタートです!!

夜の研修は学年別活動。
1年生は新入生同士のコミュニケーションをはかるための他人紹介。2年生は就職を意識しての集団討論を行いました。「最初はゲームかと思っていたけど、実は授業だった!!」そんな声もあがった実りある内容でした。

2日目は江田島名物、カッター訓練。
厳しい指導員の先生の下、規律を正し、安全を第一に!!と海へ出ました。重いオール、照りつける太陽、そして時より押し寄せてくる大きな波。しかし、みんなで声を合わせ、最後には「辛いけど楽しい!!」そんな最高の笑顔でカッター研修を終えました。

2日目の午後はバレーボール。体を動かして仲間とのコミュニケーションを図る。チーム同士で声を掛け合っての剣勝負に仲間の新たな一面を見ることができました。

そして夜は野外炊事でバーベキュー。
火をおこし　野菜を切り　肉を焼く
外の空気を味わいながら　みんなで食べる食事は最高です!!

最終日はグループワーク。
「人間力とは」をテーマにマンダラートを使って、グループディスカッションを行いました。2年生がリードしながら話し合いを進め、最後は話し合ったことを発表。仲間からの鋭い質問はこのグループワークをより盛り上げてくれました。

3日間の研修、そして集団生活を通じて多くのことに気付かされました。
人と人とのつながりの大切さ、共に生きていく喜び、笑顔が、そして何気ないあいさつひとつで元気になれるということ。
ここで得たきずなはとても大きなものでした。